Purl

地下室でプライベートなひとときを

賑やかなマリルボーン・ハイ・ストリートから脇道に逸れ、地階に下りてバーの入り口を開けると、古びた地下室が現れる。ピアノやアンティーク小物が飾られ、ろうそくの灯が揺れるひっそりとした空間だ。さらに進んでお店の地下に下りると、洞窟のような穴に、独立したテーブル席。どこに座ってもプライバシーを保てるように配慮されている。立ち飲み禁止で、席が空いていなければ入店できない、というルールがあるので、混み過ぎることなく、いつでもゆったりとした空気が保てる。こちらのオリジナル・カクテルがとてもユニークで、例えば「ハイド氏のボロ家」という名のラム&コークも、ただのラム&コークとは大違い。「ロンサカパ23」という種のラムに、自家製のコーラ、そこにオレンジ・ビターが加わって、深い味わいのカクテルであるのはもちろんのこと、なんとガラスのフラスコに入り、もくもくとあふれ出すドライアイスの煙とともに頂くという洒落た演出付きだ。日曜にはジャズ・ピアノの生演奏も。

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