The Eagle and Child

文豪たちが互いの作品を披露したパブ

市内中心部からアシュモリアン博物館に向かって北上すると、セント・ジャイルズ・ストリートという名の大通りに出る。観光客もまばらなこの道の左側に立つのは、一見しただけでは何の変哲もないパブ。
ここには、「指環物語」のJ・R・R・トールキンや、「ナルニア国物語」のC・S・ルイスといった英国が誇る文豪たちが通い詰めていた。まだ彼らがオックスフォード大生だった20世紀前半。直訳すると「ほのめかし」という意味になる「インクリングス」という名の学生グループを結成した彼らは、毎週火曜日の正午にこのパブに集まり、それぞれ執筆途中の物語を披露し合っていたのだという。
店内中央に今も残る「ラビット・ルーム」という名の小部屋は、まさに彼らが陣取っていた場所だ。無造作に置かれた丸椅子とテーブルを暗い照明がぼんやりと照らすこの部屋を抜けて奥へと進むと、今度は中央を横切る梁にインクリングスのメンバーとの友情を謳ったC・S・ルイスのメッセージが書かれている。この店内の空間そのものがまるで物語の世界のようだ。

The Eagle and Child

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